1.エアコン室外機の取り付け場所はどこがいい
等がありますが、それぞれ一長一短がありますので参考にしてください。
結論から申しますと可能であれば「3」がベストだと思います。
2.壁付け方式の特徴
1.壁付けのためよほどの場合を除いて庭木、積雪、家の周りを囲う外溝フェンスなどを避けて設置する事が出来ます。
1.室外機の振動や共振が発生する可能性があります。
私の体験談
私の部屋の隣に設置してある家族のエアコン室外機の振動が私の寝ている枕元でブォーンと鳴っていました。同じ室内でも居る場所を変えると全く気にならないのですが1mX1mの範囲で壁そのものが振動版になって鳴っている感じです(共振)。隣の部屋のエアコンの稼働状態によって音量と音程が変化します。
防音しようと、色々な防振ゴム・パッドなどを室外機との接触面に配置してみましたが、音量と音程が微妙に変化するだけて結局ダメでした。
自作架台に乗せ換える事て解消しました。
特に冬場ドレン穴にパイプなどを付けずに、じかに室外機下に滴下できれば良いのですが、ドレンソケット等を付けて長々と排水溝などに流す方法をとるとドレン配管の途中で凍結する場合があります。
2~3Kw程度の室外機なら、工夫してなんとか一人で架台に設置できますが、5Kw程度の室外機になると40~50Kgのものもあって、二人がかりでそこそこ高所まで持ち上げなければなりません。安全面で十分配慮する必要があります。
3.樹脂製のエアコン架台に載せる方法
1.樹脂製架台は2個で千円以下なので、安くあげたいときはこれがベストです。
地表との間隔もそこそこ取れますし色々な種類がありますが、比較的廉価なものが多いです。
低い位置の設置のためボルト止めすらせずに、室外機の前足穴に合わせて置くだけのタイプもあります。とにかく楽です。
1.設置場所を十分考慮しないと庭木、積雪、家の周りを囲う外溝フェンスなどが邪魔になってしまう事があります。
設置時には問題なくても、シーズンが変わって草木がぼうぼうになってしまったなどと言う事があります。防雪対策は結構大変ですので一段高い位置に設置したいですね。
室外機内部に砂・埃が入って汚れると冬場のドレン排水がスムーズにいかかくなったりします。時々本体を停止して流水で洗浄した方がいいです。
室外機を設置する前に防錆塗料をドレンパンの内側・外側にスプレーしておくと幾分長持ちするのではないかと思います。私はそうしています。
(その時は熱交換フィンやファンに塗料がかからないように養生して塗装します)
あまりに傾斜した場所に設置する場合は、木片などをスペーサーとして挟む手もあります。下記の様な傾斜置用架台を使うのも楽です。
4.やぐら状の据付架台に載せる方法
1.適度な高さを保って取り付けられるので庭木、積雪、家の周りを囲う外溝フェンスなどを避けて設置する事が出来ます。
壁付けの時に発生していた振動や共振がこの方式に変えて(自作ですが)解消した経験があります。物理的に本屋と分離した形での設置になりますので納得できます。
電柱の上部の鋼材によく使用されている「耐蝕溶融メッキ鋼板」を使っているものが多いのでほとんど錆びません。
同等のスペースで室外機2台を設置できる架台もあるので、そのようなケースでは配管設置作業が早く楽に進められます。
1.室外機までの配管が長くなる可能性があります。
どのエアコンも大体5mのペアコイルが付属していますが、室外機までとどかない場合は、長いペアコイルを新規に購入するか、延長用ペアコイルを「フレアユニオンナット」などで延長してやる必要があります。付随する断熱テープ他も追加する必要があります。
5.架台の寸法に注意
ご自分の購入予定のエアコンの室外機の足の寸法と合わない(固定ボルトの前部が止められない)と言うトラブルがありますので
「たかが据付架台」と侮らずにキチンと調べて購入しましょう。